妄想力の勝利!
31期 上山 真理子
私は芸術系大学を卒業し、以前は全く別の業種で働いていました。現在は縁あって、植木の生産組合で植木の通信販売業務に携わっています。その頃職場には樹木医が在籍しており、第一線で活躍されていました。
この時初めて樹木医の存在を知り、その姿は私が樹木医を目指す動機となりました。ただ目指すとはいえ憧れの樹木医への道は当然険しく、まず他の追随を許さない圧倒的ボリュームの手引きに眩暈がし、「維管束、そういやあったな」程度に知識は忘却の彼方でしたので、ゼロというよりはマイナスからのスタートでした。
当時和歌山県では、月1回現役樹木医による直接指導の樹木医養成講座が開講されていて、これは渡りに船とばかりにその大船に乗り込み受講を開始。講座では基礎知識、論文はもちろん実習など多岐に渡り、現場でのお話も随所に盛り込まれ、そのお話に樹木医になった自分を「妄想する」ことは、勉強を続ける大きなモチベーションになっていました。先生方には大変ご尽力頂き、本当に感謝しています。
私なりの勉強法ですが、手引きは講座で解説して頂いていたので、過去問の解説部分に重点を置くことにしました。勉強を始めた頃は、解説に書かれている用語もわからないことが多く、解説のための解説が必要でした。そのため、解説のコピーをとってノートに貼り、わからなくて調べたことをドンドン書き込むというアナログ作業を丹念にやりました。隙間時間の勉強では、たった1問で1日が終わることも。なかなか進まず長期戦は覚悟していましたが、合格できるのかなと不安と焦燥感との闘いでもありました。ちなみにこの解説ノートはシリーズ総計13冊で、完遂できたことは自信に繋がりました。なんとか2回目の挑戦で合格できた際は良い報告ができる!と嬉しく大号泣。実習・試験と充実感溢れる怒涛のつくば研修を同期と共に乗り越え、無事に樹木医に認定して頂きました。ここからがスタート!知識、情報を貪欲に吸収し、経験を重ね、頼もしい先輩樹木医方をお手本に地域に貢献できるよう日々精進して参ります。