「3回目で樹木医合格」
26期 坂本 俊隆
私は現在49 歳です。30 歳まではホテルや旅行会社で働いていました。そして31 歳になる年に将来のことを考えた時に「形に残る仕事で自然に携わり将来一人でやっていける仕事」として造園業を選びました。その後、いくつかの造園会社で修行をし、約5年前に個人事業主になりました。これまで一級造園技能士や一級造園施工管理技士、1級土木施工管理技士を取得してきましたので次に樹木医を取得することは自分自身を向上させる上で必然的な流れでした。また、他の会社との差別化を図る上で絶対に必要なものでした。
選抜試験に向けた勉強法ですが。その前に私は、大学の農学部を卒業したわけでもなく、造園などの専門学校に通っていたわけでもありません。それをふまえた上でこれから受験しようとしている方々に読んでいただきたいと思います。
私は、3回目で合格しました。1年目は、正直、今まで取得してきた資格のように、合格を簡単に考えていました。よって「樹木医の手引き」を一回通して読み、過去の問題を解いただけでした。そして撃沈しました。2年目は「樹木医の手引き」を試験に出そうな項目を重点的に熟読していきました。しかし、試験までに全部を終わらせることができませんでした。それと並行して過去問題も1年目よりはじっくり解きました。しかし、まだまだ勉強不足で不合格でした。3年目の勉強は、過去問や「樹木医の手引き」そして、最近のニュースなどで、試験に出そうな項目や語句を一つ一つ詳しく掘り下げて調べていくようにしました。この勉強法は「選択式」と「論述式」の両方に役立つと思います。
樹木医という資格は、営業する上で大きな武器になっています。しかしお客様と直接お話するときに、今までと同じ言葉を発しても信頼性が増す一方で重みも増しますので、資格を取得したからといって安心せずに日々勉強していきたいと思います。