「3つの難関と偶然」
22期 川上 丈夫
この度の試験と研修において、個人的に3つの難関と偶然がありましたので、体験記として振り返ります。
数年前より受験の意志はありましたが、日程が問題となりました。1次選抜試験日の7月第4日曜日は地元の夏祭りの次日で、地元最優先の自分の頭が「樹木医は無縁の資格」と諦めの思考でした。H24年頭にて7月日程を見ると試験と祭りが1週ずれる可能性が浮上、一気に受験モードとなり手引き書を購入しました。
春になり最新版の過去問題集を入手しましたが、出題範囲の広さと内容の深さに愕然としました。的が絞れず、せめてテーマ別に纏めたいのですが、ノートに写すとかPC に打ち込む手間もどうなのかと悩んでいると、樹木医会からの郵便物が届きました。
開封すると何と問題集がもう1冊!乱丁につき改正版を送ったとの事。感謝しつつ以前の冊子を早速解体、テーマ別に再編し、年度別の2冊体制で効率良く勉強できました。
2次研修の案内が届き、宿泊先の選択について短絡的な私の回路は、つくば―関東―東京から通勤圏内―板橋区内妻の実家から電車通い―安いというフローチャートが即完成し、迷わずそうしました。研修が始まり、片道2時間半の電車通いですが驚愕の事実が発覚!東京都民はほぼ宿泊で、通いにそんな時間をかける馬鹿者は自分だけでした。しかも金額差はわずか200 円余り。しかし、この無謀な選択が実は有効で、
・片道2時間×2の電車内は試験勉強時間
・駅一研修センター間はウォーキングで体力アップ
・妻実家泊は1泊2食飲み食べ放題で¥0
義母には本当に感謝しております。
以上、3 つの難関と偶然で栄えある認定をいただきましたが、大事なのは認定後の努力と研鎭そして経験と存じます。日々の精進を積み重ね地域に貢献できる樹木医を目指します。