「筑波に行きたい!」
32期 藤井 拓郎
樹木医になろうとしたきっかけは自分の力量不足を感じたからです。
森林関係の仕事をしていますが、大学では全く関係のない社会哲学を専攻。業務上、行政や大学の先生、森林コンサルの方とお話しする機会が多くありますが、その中で樹木に対する体系的な知識が不足していると痛感し、樹木医を目指すようになりました。……というのは表向きの理由。
実は2023年3月に娘が筑波大学に合格し、遠く離れた筑波で暮らすことになり、日々寂しい思いをしておりました。そんな時、樹木医研修が筑波で実施されることを知りました。それも7日間!「これ、合格したら大手を振って筑波に7日間行けるな」とやる気が満ちあふれてきたのを覚えています。最大の受験動機は(会社のお金で)筑波に行きたいという気持ちだったのです。皆様すいません。
前年に森林総合監理士を受験しており、試験内容としては重なるところが多かったです。他の多くの受験者の方と違い、ゴリゴリの文系さんなので、論理立てて文章を書くことはあまり苦になりません。記述問題はテーマが合えば(運が良ければ)何とかなるかと思い、選択問題の過去問を中心に勉強しました。試験まで100日程度しかなかったので勉強時間は150時間までと決め、平日で70時間(最低1時間× 70日)、土日祝で60時間(最低2時間×30日)の勉強時間を確保しました。勉強時間の上限を設定するのは、目標とそこに至る行程が明確になるためおススメです。それでダメならまた来年です。不純な動機(?)で取得した樹木医資格ですが、一般の方の認知度が高く、業務に大変役立っています。「森林総合監理士です」と言っても「なんじゃそれ」という感じですが、「樹木医です」と言うと「それならお願いします」と言われることも。先人の樹木医の皆さんの努力の賜物だなと感謝するとともに、その名を汚さぬよう活動していきたいと思っています。