「私の合格勉強法」
22期 大嶋 郁人
私は勉強法が全く分からなかったため、1月からの受験準備で確実に合格するには受験準備講座を利用するしかないと思い、受講することに決めました。
その講座では講師から推薦図書が紹介され、勉強法も指導されました。基本書を①最新・樹木医の手引き( 日本樹木医会) ②フォトサイエンス生物図録( 数研出版【高校教材】) ③樹木医研修受講者選抜試験問題集(過去5年間) とし、③は45分間で90%以上の正答率になるまで5回繰り返しました。繰り返しているうち、まだ覚えていない事項が次第に明らかになってきました。それをノートに書き出し、直前期にはこのノート2冊のみ復習しました。
基本書以外に①樹木医必携(日本樹木医会) ②小笠原諸島に学ぶ進化論(清水善和) ③これでナットク!植物の謎(日本植物生理学会) ④植物の科学(八田洋章) ⑤植物力(新名惇彦) ⑥樹の中の虫の不思議な生活(柴田叡弌・富樫一巳) ⑦毒の科学(船山信次) ⑧生態系のふしぎ(児玉浩憲) ⑨環境問題の基本のキホン(志村史夫) ⑩ふしぎの植物学(田中修) ⑪木の見かた、楽しみかた(八田洋章) ⑫土の科学(久馬一剛) などが推薦されました。私はその他気象関係、樹木図鑑等含めて35冊ぐらいは読みました。
記述式試験の準備は、講師からの課題に対し、インターネットや本から使えそうなキーワードを含むフレーズを取り出し、序論、本論、結論に割り当て組み立てていく方法をとり、繰り返し訓練しました。結論には自分の意見を盛り込むようにしました。
試験には、講師が用意してくれた想定問題10問に自作10問を加え、20問の解答を用意して臨みました。問題文を見て、その中から出題されていると分かると手が震えました。
樹木医になって早1年。当初から行政機関には愚直に提案書を出し続けました。面接試験時、鈴木和夫理事長から「ここに樹木医ありを示せ」と指南された具体的行動です。今は、毎日樹木と向き合えることの喜びを感じております。