「樹木医への道のり」
32期 鈴木 紀裕
私は土木分野の大学を卒業し、土木職として入所後「街路樹の更新計画策定・工事・維持管理」をはじめ、令和元年に新設された「さくら課」という珍しい部署で、さくらを生かしたまちづくりの推進に向け「桜を専門に保護育成管理・樹勢回復・さくら教室での講師等」の業務に携わっています。
本市は歴史的背景から桜との関りが深い一方で、緑化行政に身を置くなかで「桜を守り育てる意識の醸成や管理技術向上の必要性」を感じたことが樹木医を目指すきっかけとなりました。このような状況下で、市内の造園会社に数名の樹木医がいることを知り、業務を通して樹木医ならではの専門的な助言や指摘を受ける機会がありました。そのなかで、「さくらを生かしたまちづくりの推進」のためには樹木医の力が必要不可欠であるという想いと発注者側にも樹木医が在籍し、専門性を理解して質の高い業務の発注を行うことにより、まちづくりの推進に繋がると考えました。
試験勉強については、選抜試験(一次試験)はとにかく広い知識が必要とさるため「樹木医の手引き(教科書)」・「過去問10年分」・「生物の教科書(高校)」・「各種参考書や文献」により知識を増やしていきました。勉強方法は、過去問(10年分×3回)を解きながら、樹木医の手引き(二次試験でも使用します)・各種参考書や文献(論文対策にも役立ちました)で理解を深めました。また、ノルマ性として出勤前・昼食時・退勤後に時間を確保してコツコツ取組みました。二次試験は、各種試験(主に教科書で構成されている分野)・樹種識別試験(葉っぱ)対策として、教科書の熟読、樹木図鑑を持ち歩いて時間を見つけては睨めっこし、週末は植物園に通い識別訓練を積んで臨みました。
こうして樹木医に認定され、嬉しい気持ちもありますが、今後は資格取得がゴールではなくスタートであると心に留めて日々の研鑽に努めていきたいと思います。また、「さくらを生かしたまちづくりの推進」に向けて様々な方々への啓発活動に努め、理解者・仲間作りの役割を担う活動をしていきたいと考えています。