資格に向き合ったきっかけ
33期 大竹 彩奈
数年前に造園会社から転職し、現在はまちづくりの仕事に就き、減り続ける都市のみどりを、どう守り・活かし・育てていけるか、というテーマをもとにした事業に関わっています。資格に向き合ったきっかけは、転職でした。環境が変化したことで「自分を取り巻くみどりの環境への考え方・視点・感覚、問題意識は変わる」ということに気が付き、資格の必要性を感じました。そして、前職で培ったものを活かしたいと思い、試験に挑む決心をしましたが、時はすでに5月。急いで「樹木医の手引き」と過去問を購入しました。しかし、学ぶべき範囲の多さに圧倒され、どこから手を付ければよいのかわかりません。とりあえず「樹木医の手引き」を一通り読み進めることにしましたが、全く文字が頭に入らず、一通りさえも読み終える自信はすぐになくなりました。方法を切り替え、過去問を解くことで、勉強項目の糸口を探すことにしました。設問にでてくるワードも理解できず挫けそうになりましたが、諦めずに5年分全て解いたところで採点すると9割が間違えています。絶望しかありません。心を切り替え、間違えた設問の解説と「樹木医の手引き」を読み込み、ノートを作成することにしました。はじめは過去問の一年分をこなすのに丸一日かかりましたが、繰り返し設問を解くうちに、徐々に頭が整理され、知識が蓄積されるようになりました。勉強は休日に8時間、それ以外はどんなに仕事で遅くなっても2時間は確保するようにしました。夢の中でも設問を解き続け、無事に一次審査を通過しましたが、二次審査も同様に学習時間の確保は工夫が必要でした。審査期間に知り合った方々は素晴らしい方ばかりで、共に学べたことは私にとって大きな財産となっています。
現在は、樹木診断などを行う職場ではありませんが、みどりある環境がより良いものであり続けられるよう、都市におけるみどりのマネジメントについて学び、関わりながら、樹木医としての研鑽を積んでいきたいと思います。