「これでバッチリ?樹木医試験」
21期 木村 公樹
長く県の林務行政に携わってきた私にとって、「樹木医」は漠然としたあこがれのような感覚を抱く存在でしたが、行政職から林業研究所の研究職に異動になったことをキッカケにちょっとチャレンジして見ようかなという思いが芽生えた気がします。
さらに、研究所の先輩樹木医が数年後に退職するということもあって、当時の所長からの「誰か早めに樹木医資格を取得しとけ」という指示も加わり、「じゃ、受けてみようかな…」っといった感じで歩を進めることになりました。
とりあえず、「樹木医の手引き」と「過去問題集」を購入し、自分が現在どの程度のレベルなのかを知るため、ノー勉強状態で過去問5年分を解いてみました。結果、正答率が4~5割でしたが、合格ラインを7割と想定し、中学や高校の理科や生物などの復習と手引きに加え自然科学の雑学的知識を頭に入れるため関係図書を読み始めました。
これから受験する方へのアドバイスとしては、試験は非常に幅広い分野からの出題で、過去問でも分からない単語が沢山出てくるので、不明な単語はネットでこまめに調べ、解説文を通読しておくと本番で5択のヒントが記憶の片隅から発見できることがあります。
過去問で正答率7割以上になったら、後は弱点をもう一度勉強しましょう。これでもうバッチリ!秋にはつくば市での厳しい2週間の研修に参加できるのではないでしょうか?
研修中は、目を皿に耳はダンボで短期的記憶力を最大にして、毎日の科目別小テストをクリアしてください。日々の講義は森林や樹木に関わる仕事をしている全ての人たちが受講すべきと思われる内容で満たされ、間違いなく大きな力になると実感できるものです。
樹木医を目指す皆さん、仕事をしながらの勉強は大変ですし、試験も簡単ではないかもしれませんが、必ず自分のためになりますので、合格を目指し頑張ってください。