長太の大楠
- 所在地
- 三重県鈴鹿市南長太町
- 樹種
- クスノキ
- 樹高(m)
- 26
- 幹周(m)
- 8
- 樹齢
- 伝承1,000年
- 指定等
- 県指定天然記念物(1963年指定)、市景観重要樹木
解説
三重県指定天然記念物(1963年指定)で、鈴鹿市の東部に位置する南長太町の伊勢湾から約1.5㎞の田園地帯に生育している。全国の名だたる大楠に比べるとやや小さいと感じられるが、これだけの巨木には珍しく、四方に何もない孤立木として成立している。その存在は古くから知られており、嘉永年間(1848~53)「勢国見分集」の名木之部に「河曲郡北堀江村 楠 当村の西の方にあり 是を大木神社と云 式内の社なり」と記されていることから、楠そのものが神社であったようである。また、2012年には鈴鹿市の景観重要樹木の景観樹第1号に選定され地域のシンボルとして親しまれている。2020年9月に落雷にあい、2023年2月の時点では葉がほとんど落ちてしまっているが、樹上にわずかながら新芽が残っており、今後の回復が望まれる。