金陵の郷の大楠
- 所在地
- 香川県仲多度郡琴平町 西野金陵株式会社 金陵の郷敷地内(くすのき広場)
- 樹種
- クスノキ
- 樹高(m)
- 20
- 幹周(m)
- 5.98
解説
管理者である西野金陵株式会社は、前身の鶴田屋(1680年代)以前からこの地で日本酒を造り続け、その当時からこのクスノキ周辺に醸造蔵など施設を配置していたとされています。
現在もこんぴらさん参道口にある金陵の郷のくすのき広場で同社のシンボルツリーとして大切にされています。
樹冠頂部に大枝の腐朽、枯損があり、葉色が薄い、葉が小さい等で調査依頼をうけ、地上部調査を令和元(2019)年、土壌・根系調査を翌年に実施しました。
調査に基づき、2020年12月腐朽枝・枯損枝の撤去、大枝透かし剪定の実施、翌年の2月と2022年3月に8㎡を対象に深さ1mの土壌改良を合計7箇所行った結果、葉も色濃く大きくなり、土壌改良を行った箇所から細根の発生も多数見られ、樹勢回復の効果が確認できました。
※樹齢については、鎌倉時代からあったとの伝承があります。