艮(うしとら)神社のクスノキ
- 所在地
- 広島県尾道市長江町1-3-5
- 樹種
- クスノキ
- 樹高(m)
- 35
- 幹周(m)
- 8.2
- 樹齢
- 900年
- 指定等
- 県指定天然記念物(昭和63年12月26日)
解説
艮神社は平安初期の西暦806年に創建され、尾道で最初にできた神社と伝えられています。拝殿の東側と本殿南側の階段状の台地には計4株のクスノキが大きな樹冠を広げています。その4本が1988年(昭和63年)12月26日に「艮神社のクスノキ群」として広島県の天然記念物として指定されています。拝殿東側にあるこのクスノキは、大きく繁茂した枝葉が境内を屋根のように覆い圧倒的な生命力を感じさせると共に、莊厳な雰囲気をかもし出しています。 2010年(平成22年)頃より徐々に衰退が見られるようになってきたため、2012年(平成24年)に枯れ枝の処理を実施し、2017年(平成29年)~2018年(平成30年)にかけては樹勢回復のための土壌改良工事を実施しました。 現在は樹勢回復工事の効果もあり、旺盛な樹勢を維持しています。