清田(せいた)の大クス
- 所在地
- 愛知県蒲郡市清田町下新屋91
- 樹種
- クスノキ
- 樹高(m)
- 22
- 幹周(m)
- 14.3
- 樹齢
- 推定1,000年
- 指定等
- 国指定天然記念物(昭和4年)
解説
愛知県下では最大で、中部地方の代表的なクスノキの巨樹。根株の上に10畳の座敷が入る程。明治の初め頃までは、清田町の一帯はクスの大木が何本もある樹海だったと言われています。近くの安楽寺の山号は「楠林山」といい、昔のようすをうかがうことができます。根際近くまで農家やハウス、ミカン畑が広がっているため、全景と巨大な根回りを同時に見ることは難しい。平成20年に結成された「清田(せいだ)の大クス愛好会」が岐阜大学名誉教授の林進先生の指導のもと、定期的に樹勢回復事業に取り組んでいます。
地面を軽く耕し、固くなった土をほぐす。根の生長に邪魔な石を取り除く。割った炭、細かく刻んだヨシを混ぜて、埋め戻す。肥料をまく。表面を保護するためヨシズを敷く。などにより今のところ良好な樹勢を保っています。