与一野(よいちの)の枝垂桜
- 所在地
- 広島県山県郡安芸太田町寺領
- 樹種
- ?枝垂桜’(シダレザクラ)
- 樹高(m)
- 12
- 幹周(m)
- 2.4
- 樹齢
- 83年
- 撮影者
- 長井 稔
- 撮影日
- 2017年4月15日
- カレンダー掲載記録
- 2020年4月
解説
源平合戦で平家の船に掲げられた扇を射落としたことで有名な那須与一のその後の消息は、諸説ありますが、この桜の近くにその墓があり、この地区は与一野と呼ばれています。この桜は、皇紀2600年(1940年(昭和15年))を記念して植栽されました。まだ若い桜ですが、開花に合わせて水田に水が張られるため、水に映った桜も美しいものです。この桜の写真が有名な写真コンテストで賞を取ったため、広く知られるようになりました。毎年、開花期間中は、地元の特産品の販売も行われ、遠方から訪れる人も多いようです。2011年(平成23年)に花付きが悪くなり、衰退が見られたため、2012年(平成24年)から、露出した根の被覆、コスカシバの駆除、枯れ枝や地面に接した枝の処理、施肥等を2度にわたり実施しました。 現在は処理の効果もあり、旺盛な樹勢を維持しています。