三百年の松
- 所在地
- 東京都中央区 東京都立浜離宮恩賜庭園内
- 樹種
- クロマツ
- 樹高(m)
- 8
- 幹周(m)
- 3.9
- 樹齢
- 推定314年
- 撮影者
- 岩崎 隆
- 撮影日
- 2020年7月1日
- カレンダー掲載記録
- 2021年1月
解説
今から約300年前の宝永6年(1709)、六代将軍徳川家宣が、この庭園を大改修したときに植えられたと伝えられています。樹高は高くはありませんが、太い枝を横に大きく張り出す姿は、三百年の歴史を感じさせるもので、都内では最大級のクロマツとなっています。関東大震災や第二次世界大戦を乗り越えて生き続けている松は、大きな庭園の見どころの一つです。維持管理は浜離宮恩賜庭園職員により行われています。平成15年、20年と、樹木医による調査・診断が行われました。平成24年以降は、ほぼ定期的に樹木医による診断が継続して行われています。樹勢回復のための土壌改良や施肥、殺菌剤散布等は不定期に行われています。令和3年度に庭園内の別の場所でマツ枯れの被害木が発見されましたが、園内全域に予防対策が実施され、その後被害は出ていません。