峰たたえのイヌザクラ
樹種
イヌザクラ
都道府県名
長野県
樹高(m)
26北幹4.08、南幹2.75 古来より神事が行われ、鎌倉・室町時代の文献にもみられる神木の諏訪七木。いつしか神事は行われなくなりましたがその地で代を重ね唯一現存するのが「峰たたえのイヌザクラ」です。
南北の幹から別れた枝が雄大な樹冠を形成し、樹高は26mに達します。
地上からはわかりにくいのですが5月頃、木の上部いっぱいに白い房状の花をつけます。
茅野市指定天然記念物(1988年指定)
2013年 樹木診断実施
2022年 幹割れ対応で一部の北幹の一部大枝切り下げ、支柱設置
大六のケヤキ
樹種
ケヤキ
都道府県名
長野県
樹高(m)
3012.2 かつては長野県の天然記念物でありましたが、平成4年5月13日に上田市の指定文化財になりました。その経緯ははっきりとしませんが、二本のケヤキを植えてそれがくっついて一本になったのではないかということです。伝説によれば、文治元年(1185年)源頼朝が諸国に銘じて植樹を推奨し、その材をもって神社を修理させたとき、当地を収めていた吉沢民部之介義綱が、当地の安曽神社を修理し、ケヤキを植えて神社の保護に努めたときに、植えられたものであるということです。木の根元には「大六天」が祀られ、管理者の石神自治区は、地域住民の手により現在も大切に守られていいます。大きさでは国の天然記念物の根羽村の「月瀬の大杉」に次ぐものとされています。
贄川のトチ
樹種
トチノキ
都道府県名
長野県
樹高(m)
328.9 国道19号線を見下ろすの斜面に、ひときわ大きな枝張りの堂々とした姿で立つ。トチノキはこのように土壌水分の多い斜面下部の自生が多い。根元に向かうにしたがい幹は一層太くなり、ゴツゴツした多数のコブが幹に見られ、筋肉質のような力強さを感じる。木の根元近くに祀られている小さな祠にちなみ、地元では「ウエジン様のトチノキ」と呼ばれて大切にされてきた。このように大きなトチノキが落とす大量の実は、里山の動物を養う食料源になるだけでなく、かつては人間もアク抜きをしてトチ餅をつくり、飢饉のときには貴重な食料源になった。 1668年7月 長野県指定天然記念物指定