宮城県
苦竹のイチョウ
樹種
イチョウ
都道府県名
宮城県
樹高(m)
322.49 多数の気根が乳房のように垂下しているので「乳いちょう」と呼ばれている。 雌木であるこの木は、天平時代に聖武天皇の乳母白紅尼の遺言で、その塚の上に植えられたと伝えられている。樹下には姥神が祀られ、「良く乳が出るように」とお参りする人が多い。 大正15年国の天然記念物に指定されている。
東六番丁小学校の桜
樹種
彼岸桜(ヒガンザクラ)
都道府県名
宮城県
樹高(m)
111.51 校庭のトラックの真ん中に位置し、土井晩翠作詞の校歌にも歌われ、校木として大切に保護されている。 1654年に仙台の東照宮社殿完成を前に、日光東照宮から迎えた際、この地に仮宮を建てて一時安置した。この木は、その跡地に植えられたと伝えられている。
賀茂神社のいろはもみじ
樹種
イロハモミジ
都道府県名
宮城県
樹高(m)
18.3、18.33.5、2.8 鎮守の杜を形成する由緒ある名木で、2本のモミジで巨大な樹冠をつくる。樹勢はともに旺盛で春の新緑と秋の深紅に染める紅葉の様は圧巻である。 県指定の天然記念物である。
鹽竈神社の鹽竈ザクラ
樹種
サクラ
都道府県名
宮城県
樹高(m)
121.08、1.23、0.98、1.69 鹽竈ザクラはサトザクラ系(八重桜)の一種で、例年5月上旬に満開となる。花は淡紅色の大輪で、極く短い花軸に群生する。花の芯から小さな緑色葉が出ており、めしべは退化している。八重桜の花弁数は40~50枚で、一枚一枚に縦じわが入り、縮んでいる。先端部は鋸歯状になるのが特徴である。 今から800余年前堀河天皇の御製に見られることから、平安時代には広く知られていたものと思われる。 昭和15年に国の天然記念物に指定され、鹽竈神社内に27本が植栽・生育する。
称名寺のシイノキ
樹種
ツブラジイ
都道府県名
宮城県
樹高(m)
103.2 浄土宗朝日山称名寺にある古木である。称名寺は500年前に開山しているがそれ以前は光明院とも言われている。 樹木は、本堂から南西の小高い丘に立ち、露出した根張りは丘の四方八方に張り巡らされている。 ツブラジイは暖帯性の常緑広葉樹木であるが、宮城県での自生は稀で、なぜここに植えられたのかは不明である。
旧金成小学校のケヤキ並木
樹種
ケヤキ
都道府県名
宮城県
樹高(m)
161.5 旧金成小学校は明治20年に落成し、明治43年に今の場所に移築されたもので、明治の擬洋風建築で木造2階建ての傑作とされた。昭和54年に廃校になると同時に県有形文化財として指定された。 校舎の前にケヤキの老木が並木状に7本立ち、昔の街道筋であったことが伺われる。 これらのケヤキは、何れも樹幹が途中から折損し、そこから根元付近まで空洞化している。根株は全てがモリモリと地上に連なり続き異様な姿を呈している。空洞化している内部には焼け焦げた部分も見え、三迫代官所時代に時代の火災の跡と言われている。