茨城県
茨城県支部
支部長 古谷 孝行
事務局長 関 敏之
支部会員数 56名
連絡先
〒315-0001
茨城県石岡市石岡13918-10
Tel:0299-23-4694
Fax:0299-24-1699
E-mail:green-tomoe@bz01.plala.or.jp
活動内容
支部の活動方針
本支部は、樹木医の知識と技術を通じて、茨城県内の巨樹、名木等の文化財を始めとする樹木、緑地・森林等の保全、樹木文化の継承と発展及びこれらの普及啓発に関する活動等を地域社会と連携して行うことなどにより、広く環境の保全に寄与することを目的としています。
支部組織
事業部会/茨城県をはじめとする自治体や他団体との協働などを担います。
研修部会/茨城県支部会員の研鑽を目的とした研修を企画・運営を担います。
広報部会/茨城県支部および支部会員の活動の広報誌の作成を担います。
研修活動
<令和4年度>
◎日立のサクラ・その成り立ちと現在
開催:令和4年4月23日
場所:日立市
概要:茨城でも有数なサクラの名所を数多く有する日立市において、日立市役所担当者を講師に招き、日立市でのサクラの歴史や、取り組むサクラの管理育成方法や保存方法の講義を受ける
◎樹木の外観診断および機械診断の実際((一社)いばらき樹木医会共催)
開催:令和4年5月21日
場所:常陸太田市
概要:老齢木のスギについて、診断方法と機械調査について学ぶ
◎「一郎おじいさまの桜」土壌調査
開催:令和4年9月10日
場所:つくば市
概要:サクラの植栽地の土壌を掘削し、物理性・化学性の調査を行う
◎「ナラ枯れ」の実際と現場の問題点を探る((一社)いばらき樹木医会共催)
開催:令和4年10月1日
場所:筑波山ハイキングコース(土浦市)
概要:ナラ枯れ防除体制の確立を図るために、被害地を確認しながら対処方法について検討
◎巨木・老木の危険木診断方法((一社)いばらき樹木医会共催)
開催:令和4年10月15日
場所:筑波山神社(つくば市)
概要:寺社仏閣内での樹木の危険木の診断に関わり、実際に危険枝を伐採した事例の紹介、危険枝の診断・判断方法および、これからの危険木の診断や判定について検討
◎「宝くじ桜」植栽事業について検討
開催:令和5年1月28日
場所:行方市
概要:「宝くじ桜」寄贈事業(日本公益財団法人日本さくらの会)により植栽されたサクラの苗木について植栽方法、管理方法などを検討および提案など
<令和5年度>
◎自然博物館における樹木の管理育成の実際について
開催:令和5年4月15日
場所:坂東市
概要:ミュージアムパーク自然博物館(茨城県坂東市)の敷地内に管理育成されている樹木について、その管理方法の実際を説明いただき、今後の管理方法について現地を確認しながら検討
◎樹木外観診断の基礎知識と実際について((一社)いばらき樹木医会共催)
開催:令和5年5月9日
場所:つくば市
概要:樹木医の診断技術の向上に資する研修会をつくば市内の公園において実際の樹木を対象に診断および検討
◎街路樹の倒伏・落枝の実態と対策((一社)いばらき樹木医会共催)
開催:令和5年5月20日
場所:つくば市
概要:街路樹の倒伏を調査する国交省担当者を講師に迎えて、街路樹の倒伏・落枝事故の実態と原因や対策について講義を受ける
◎ 樹木医としての剪定技術とは
開催:令和5年11月18日、19日
場所:つくば市
概要:樹木生理をまとめるとともに造園技術にとらわれない「樹木医剪定」というものの確立を考え、実践していくための講義を受ける
◎偕楽園の成り立ちと現在について
開催:令和6年1月27日
場所:水戸市
概要:茨城県が誇る名称「偕楽園」において、その成り立ちやこれからのあり方などを茨城県の歴史民俗研究員から講義を受ける
<令和6年度>
◎茨城県指定天然記念物「真鍋の桜」について
開催:令和6年5月18日
場所:土浦市
概要:茨城県指定の天然記念物「真鍋の桜」について、長年その管理を引き受けている茨城県支部会員樹木医による講義を受け、天然記念物の管理育成の注意点や留意点を学ぶ
◎土壌改良資材について
開催:令和6年6月27日
場所:つくば市
概要:樹木保護のために使われる土壌改良資材について、資材メーカーを講師に招き、その効果を検証するために実際に土壌改良資材を混入して継続調査を行う
◎樹木の持つ効果効能について
開催:令和6年7月20日
場所:かすみがうら市
概要:樹木が持つ療法的効果(園芸療法やアロマセラピー、森林療法など)について講師を招き講義を受ける
社会貢献活動
◎茨城県林業協会主催「いばらき森林づくり・木づかいキャンペーン2021」
開催:令和3年10月31日、11月7日
場所:笠間道の駅、水戸駅北口会場
概要:来場者に樹木医の活動をパネルで紹介
<令和5年度>
◎水戸市主催「水戸森林公園フェスティバル」
開催:令和5年11月3日(文化の日)
場所:水戸市森林公園(水戸市)
概要:参加者と共にナラ枯れ感染木(コナラ)の伐採と伐採した樹木の薪づくり指導を行う。
その過程においてカシノナガキクイムシの生態や伐採樹木の坑道の観察、坑道から首を出す幼虫の説明を森林総合研究所(国立研究開発法人森林研究整備機構森林総合研究所)の研究者と共に行った。
◎阿見町からの依頼
開催:令和6年3月16日(土)
場所:阿見町ふれあいの森(稲敷郡阿見町)
概要:阿見町内の造園業者や大学生に対して、カシノナガキクイムシの生態説明や感染木の調査概要及び予防策としての防除資材「カシナガホイホイ」の取り付け作業の指導を行う。
樹木相談等の樹木医紹介
・令和4年度:6件
・令和5年度:8件
・令和6年度:3件(7月現在)
その他
茨城県との連携により県民総合講座や生涯学習講座の講師派遣、指定文化財の保護調査や検討、名勝地の保全についての提言など、幅広く支部会員が活躍しています。