牛代(うしんしろ)のみずめ桜

樹種
エドヒガン
都道府県名
静岡県
樹高(m)
204.68 茶畑の中にたたずむ一本桜。周辺の山内に生育するエドヒガンは白く咲きますが、このエドヒガンは蕾が膨らむころから満開時にかけて樹冠全体が淡いピンク色に染まり、春風になびく様は大変風情があります。みずめ桜の呼び名は、川根地方から遠州森町にかけてのエドヒガンの樹木方言で古くからそう呼ばれて来ました。 近年、桜の撮影を求めて全国を行脚する人々が訪れるようになり、開花時には不便な場所にもかかわらず、他県ナンバーの車が多く見受けられ、交通渋滞が起きるほどです。 根元南側には大きい開口部がありますが、その中心部には大きい不定根が発達しており、また、茶樹への肥料供給と耕耘による養分供給と根の呼吸促進も相まって旺盛な生育に寄与しているものと思われます。