宗源寺のヒダリマキカヤ

樹種
ヒダリマキカヤ
都道府県名
山梨県
樹高(m)
225.35 ヒダリマキカヤはカヤの変種で、イチイ科・カヤ属になります。一般的なカヤは,核果の表面の筋が直線であるのに対して、この変種は螺旋の模様が左巻き(又は右巻き)であることから、ヒダリマキガヤと命名されています。カヤの核果は普通は2~3㎝ですが、これに比べて宗源寺のものは長さ3.7㎝、幅1.3㎝と大きく、両端がやや尖った長い楕円形状の紡錘形なのが特徴で、その表面の筋方向は様々で、左巻きの螺旋をしめすものが 9 % で、右巻きのもの 20 %、直線状の筋をもつものが 71 % になります。
ヒダリマキカヤは日本全土でも数少なく、宮城県、滋賀県、兵庫県のものは国の天然記念物となっています。本県のヒダリマキカヤも貴重な存在として昭和45年に県指定天然記念物になっています。
2019年10月に診断調査が実施され、樹勢は旺盛で葉が茂り盛んな生育をしています。