天神のイチョウ
樹種
イチョウ
都道府県名
徳島県
樹高(m)
38.510.4 吉野川の南岸域にショッピングモールや住宅に囲まれる地域の神社境内に生育する巨樹である。気根状の乳柱を多く生じ乳イチョウと称して安産や出産後の婦人の母乳の出の良いようにと信仰の対象となっている。
「徳島県老樹名木番附」に前頭筆頭と記載されている。同じく前頭6枚目とされ、直線距離で900mの距離にある「矢神のイチョウ」も本樹同様に県指定天然記念物であり、古い伝説と偉容を競うライバル関係にある。矢神のイチョウは那須与一の、本樹は菅原道真に纏わる伝承がある。
徳島県天然記念物(1963年6月18日指定)
参考文献:佐藤征弥・瀬田勝哉、2007、ライバルイチョウ「矢神のイチョウ」と「天神のイチョウ」の歴史、徳島大学総合科学部人間社会文化研究第14巻、105-131