大歳神社のフジ
樹種
ノダフジ
都道府県名
兵庫県
樹高(m)
2.83 「天徳4年(960年)上寺村の与右衛門が植えし」と伝えられ、兵庫県指定天然記念物に指定され、境内600m²ほどが藤棚になっています。樹齢と共に樹幹の健全さが全国上位にランクされ、環境庁の「香り風景100選」にも選ばれている立派な巨木です。昔より氏子の皆さんが中心になって守られてきましたが、耕地整理などにより環境が変化し,樹勢の衰退が目立ちだした平成17年に樹木医に樹勢回復の相談があり、以来、地元保存会と兵庫県支部の樹木医有志、総勢約40名が保存活動を続けています。 数百万円の大きな工事としては平成15年潅水ホースの配置と根系保護のためほぼ敷地全域の木製スノコ設置、22年木製スノコの新調、不定根誘導、25年古くなった藤棚を鋼管パイプに交換、28年木製スノコから樹脂製に交換しました。毎年行う管理としては6月のフジの殻取りと剪定、施肥、2月の剪定とフジツボミタマバエ防除の薬剤散布です。