東阪のメタセコイア
- 所在地
- 大阪府南河内郡千早赤阪村東坂
- 樹種
- メタセコイア
- 樹高(m)
- 36
- 幹周(m)
- 4.65
- 樹齢
- 71年
解説
メタセコイアは、日本人の三木茂が命名した木で、1946年に中国で発見された生きた化石として有名な木です。
日本には1949年にメタセコイアの種と苗木が送られてきて、東京都の小石川植物園や皇居に植えられました。
このメタセコイアは、東阪の伏井氏が1951年に植栽された木で、今年で樹齢71年になろうとしています。
メタセコイアがある場所の標高は380m、北西に伸びた尾根のやや東向きの山間部に立っています。
大阪の樹木医が中心となり設立した「NPOおおさか緑と樹木の診断協会」はこのメタセコイアを「おじいさんの木」に指定して保護・保全に努めています。
樹勢は旺盛ですが、風害や雪害の影響で、枝が何本か被害を受けているのが目につきます。
15年前に調査したときには目通り370cmだったのが、現在は465cmになっています。これは全国的にも屈指の大きさといえる巨樹ではないでしょうか。