たまくすの木
- 所在地
- 神奈川県横浜市 横浜開港資料館中庭
- 樹種
- タブノキ
- 樹高(m)
- 12
- 幹周(m)
- 5.16
- 樹齢
- 不明
解説
横浜の歴史の生き証人、通称「たまくす」と呼ばれるこの木は、横浜市指定有形文化財である横浜開港資料館の中庭にあるタブノキです。
「たまくす」は江戸時代、横浜がちいさな農漁村であったころからこの地にあり、1854(嘉永7)年のペリー来航時の「横浜上陸」(写真左下)や、「水神の祠」などに描かれた木がそれにあたると考えられており、開港場となった横浜の浮世絵(同右下)にも登場しています。
1866(慶応2)年の関内大火や1923(大正12)年の関東大震災で樹形が変わるほどの大きな被害を受けますが、その生命は絶えることなく現在も豊かな葉を繁らせ、うるおいのある光景を与えてくれています。
[過去のおもな診断治療歴]
H7アブラムシ駆除、H11エアレーション、空洞閉塞外科治療(不明年)、H12樹勢診断調査、第1期樹勢回復治療、H13コカクモンハマキ駆除、第2期樹勢回復治療、H20樹勢回復治療 等
R5樹勢診断調査実施予定(かながわ樹木医会)