左近の桜
- 所在地
- 茨城県水戸市常磐町 偕楽園内
- 樹種
- ヤマザクラ
- 樹高(m)
- 16
- 幹周(m)
- 3.84
- 推薦樹木医
- 近藤 秀明、中村澄夫、石川都美江
- 選定年度
- 2007年
- 撮影者
- 中村 澄夫
- カレンダー掲載記録
- 2016年4月
解説
偕楽園の芝生広場の一角に植栽されています。植栽の起因は、1831(天保元)年に有栖川親王の第六皇女登美宮吉子が斉昭に嫁ぐにあたり、仁孝天皇から「左近の桜」の苗木(種子と記している書籍もある)を賜りました。当初は江戸・小石川の邸に植えられていましたが、1841(天保10)年に弘道館が落成したので移植しました。1957(安政3)年頃に枯死したので、1963(昭和38)年に京都御所から再度3本をご下賜いただき、樹齢7年生のものを植栽しました。この個体はそのうちの1本です。2007(平成19)年現在、頗る生育状況が良く、公園を訪れる多くの人々の関心の的となっています。